すきな音楽をきく

 

音楽を「聴く」と表記するの、照れがあるからあんまり好きではないんだけど、こっちが正しいのかな。それとも「聞く」なのかな。

「きく」っていろんな漢字があって、でもそれを正しく使い分けることが私には出来ない。

それは私の不勉強ゆえであることは間違いないんだけど、だって学校で教わることではないし。

学校で習うことっていうのはそういうことじゃなくて、漢字の形や読み方、大雑把な使い方だけだ。これは記憶させられているだけ。

私はすきな音楽を「きく」ときに、最も適した「きく」はどの漢字がすぐに出てこない低学歴人間なわけだ。

人にものをたずねて答えを求める時は「訊く」と「聞く」どっちが正しいんだろう。「訊く」だと尋問の意味っぽくなっちゃうよっていう人もいるし、雰囲気だよっていう人もいるし、難しすぎるよ日本語。

「聴く」は耳を傾けるという意味があるらしいけど、私はしばらく耳を傾けて音楽をきいていないし、正しく表現するなら、音楽で奮い立たせてるみたいなところがあった。これは作り手的にはどうなんだろうか。

作品は自分の手元を離れた瞬間から他人のものだと私は思ってるけど、でもそれはあくまでも作り手としての私の意見で、受け手の私としては作り手が一体なにを思っていたのかっていうのはやっぱり知りたいことなんだよ。知りたいし気にしていたいことなんだよ。

私はそろそろ本気で漢字検定を受けた方がいい。今年の冬は漢検の勉強をするぞ。